創造館 で池坊飯田支部展~花の命の輝きを作品に~

文化・芸能

[ 2014年 2月 17日 月曜日 10時05分 ]

 華道家元池坊飯田支部(小松久美子支部長)のいけばな展が15、16の両日、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開かれた。「春風にさそわれて」をテーマに、伝統的な花から自由な表現のものまで約200瓶を展示した。

 支部展は原則的に隔年で開催。教授者や一般会員、学校のクラブ活動で華道を学ぶ学生、小中学生らが、春の花材を使って一人1瓶ずつ並べている。

 教授者による伝承の花では、仏前に供えた初期の様式の「立花」や、シダレヤナギの根元にツバキを生けた品格のある「生花」の作品など。共作による「立花新風体」の大作は、枯れた木や緑が鮮やかなヤシの葉、ボケの花などを取り入れて丈高い花器に飾り、冬の固い大地に春の芽吹きを感じさせる作品に仕上げた。

 50歳までの会員で構成する青年部は「春の風」をテーマに大作を出品。黒く塗った障子の枠2枚にシルバーミラーを掛けて屏風のように立て、表にはタケの花器にサクラやコデマリなどを差して対に並べ、裏には手作りの花器にスイートピーやナノハナなどを生けた他、風をイメージした針金を飾った。

 会場には、身の回りの花や器を使って思い思いに生ける「くらしの花」や、現代建築に合わせたタペストリーの花など、個性的な自由花も。飯田女子短期大学の学生や飯田風越高校と飯田女子高校の生徒、「伝統文化こども教室」で池坊を学ぶ小中学生の作品も展示した。

 同支部では「どんな時代でも変わることのない花の命の輝きを、それぞれの思いで作品に仕上げました」と話した。

  

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