加藤木さん主宰の「和力」が国際交流事業で東欧3国に派遣

文化・芸能

[ 2010年 2月 18日 木曜日 8時36分 ]

 阿智村伍和在住の加藤木朗(あきら)さん(42)が主宰する伝統芸能グループ「和力」が、外務省所管の独立行政法人「国際交流基金」の事業で、東欧のスロベニアとセルビア、モンテネグロに今月24日から3月12日まで派遣される。一般劇場での単独公演に加え、大学や音楽学校で実演を交えた講義やワークショップも予定している。

 3国はバルカン半島に位置し、さまざまな伝統文化が生活の中に息づいている。派遣事業は、日本各地の民俗芸能を舞台芸術に昇華させている和力の公演を通して、日本の民俗芸能の豊かさや特色を分かりやすく伝えることで、文化交流や相互理解を向上させよう―と計画。現地の日本大使館が共催する。

 500―700人収容の国立劇場などで夜間開催される公演では、神楽「鶏舞」や「鹿(しし)踊り」「鬼剣舞(けんばい)」といった踊り、こまの曲芸、津軽三味線、篠笛、箏(こと)などの演奏を2時間披露する。

 大学と語学専門学校では、日本語とアジア音楽を学ぶ学生・生徒に獅子舞や津軽三味線、篠笛の文化的背景を紹介しつつ実演し、楽器などに触れる時間も設ける。

 17日に自宅でけい古を行った加藤木さんは「アニメや音楽は東欧にもかなり浸透しており、日本文化に対する関心が高いと聞いている。アニメや音楽の大元にあたる伝統芸能に触れることで、日本の魅力をより深く知ってもらえたら。山々に囲まれた環境の中で作り上げたからこそ出せる香りも感じてもらえるはず」と話している。

 加藤木さんは秋田県旧田沢湖町(仙北市)生まれ。幼少時から秋田の劇団で伝統芸能の基礎を身に付け、田楽座(伊那市)で各地の名人から芸を吸収して1999年に独立。パリで開かれたクリスチャン・ディオールの春夏コレクションに出演するなど、国際舞台でも活躍している。

 和力は和太鼓と神楽担当の加藤木さんと、笛・津軽三味線の木村俊介さん(埼玉)、津軽三味線の小野越郎さん(宮城)、箏(こと)などを演奏する帯名久仁子さん(東京)で01年に結成。国内のホールや学校での公演活動に加え、英国やイタリア、米国、韓国でも公演している。

  

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