古庄さんがグランプリ受賞 スペインのカダケス国際版画展で

文化・芸能

[ 2017年 8月 30日 水曜日 15時43分 ]

受賞作「Nostalgia」(イメージサイズ10センチ×10センチ)

 飯田市育良町の会社員、古庄真理子さん(41)がこのほど、欧州で歴史的権威を保つ版画公募展「カダケス国際ミニプリント展」で見事、グランプリを受賞した。来年、現地で1週間の個展開催が約されたほか、審査員権利が与えられた。

 

 カダケスはスペイン有数のリゾート地。入選作が多くの富裕層の目に留まることもあり、同展には世界各国から毎年多くの作品が寄せられる。37回目の今年は、56カ国から659人の参加アーティストがあり、このうち6人がグランプリに輝いた。

 

 古庄さんは1976年、飯田市生まれ。文化服装学院卒業後、パタンナーとしてミナ・ペルホネンなどに勤務。2013年から今村版画塾(今村由男塾長)で銅版画を学んでいる。レッセドラ国際小版画展(ブルガリア)、日本版画協会展などで入選。

 

 古庄さんの受賞作「Nostalgia」は、初夏の朝靄のイメージを作品化したもので、季節ごとの空気や、風、匂いという形のないものへの関心が創作モチーフになっている。

 

 作品の魅力は淡いトーンの配色。版画制作では最も難しい部分だが、古庄さんは何度も刷り直しを重ね、ようやく納得できる作品に仕上げた。

 

 ここ数年、いくつもの公募展に挑戦してきた古庄さん。つい先月、初個展を開き話題となった直後だけに、受賞の喜びはひとしおだ。

 

 「今年の目標はどこか一つでも入賞すること。その願いがこんなに早くかなうなんて実感がない」と古庄さん。「これからも真摯に版画と向き合い、精進していきたい」と抱負を語った。

  

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