台湾で人形劇「人魚姫」上演

文化・芸能

[ 2015年 10月 19日 月曜日 9時10分 ]

 NPO法人いいだ人形劇センターがプロデュースする人形劇「人魚姫」は今月、台湾雲林縣で開催された国際人形劇フェスティバル「台湾雲林国際偶戯節」で上演された。全4公演に約1400人が来場。飯田下伊那地域の20―60代まで11人が、台湾公演に向けてつくり上げた舞台を上演した。

 台湾雲林国際偶戯節は、雲林縣政府が主催する台湾最大の人形劇の祭典。いいだ人形劇フェスタ実行委員会では2004年から飯伊を中心とした劇団を同祭典へ派遣しており、ことしは「人魚姫」を派遣作品に選んだ。

 同作品は、人形芝居燕屋・くすのき燕さん(松本市)と人形美術家の吉澤亜由美さん(下條村)を講師に、13年に始まったワークショップから誕生した人形劇で、アンデルセン童話が原作。参加者は人形・美術制作をはじめ即興表現や人形操作、歌のレッスンなどに取り組んだ。

 舞台では、プロジェクションマッピングで風景を投影したり、地元バレエダンサーが出演して影絵で人魚姫のダンスを表すなど、多彩な表現に挑戦。ことし3月に市内で初演し、8月のフェスタでも上演した。

 フェスタ終了後、台湾公演に向けて本格的に稽古をスタート。物語の内容が伝わりやすいよう場面やセリフの一部をカットしたり、セリフの一部を中国語にして、重要な言葉をステージ上で掲示するなどの変更を加えた。出演者は言葉を覚えるのに苦労しながらも、くすのきさんの指導の下、直前まで練習に打ち込んだ。

 「人魚姫」は今月2―11日に開催された同祭典のうち、10、11日に上演。出演者のほか演出を担当したくすのきさんと映像、照明、音響スタッフ、センター職員ら計17人が訪問した。

 言語の違いや観客の反応に不安を感じる出演者もいたが、回を重ねるごとに舞台に集中して取り組めるようになり、台湾をはじめ海外の多くの観客を喜ばせた。上演後の観客の送り出しでは、人形を通して来場者と触れ合ったり、記念撮影も行った。

  

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