和田小6年生が此田神楽を披露

文化・芸能

[ 2017年 3月 10日 金曜日 15時35分 ]

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 飯田市南信濃の八重河内地区で保存継承されている伝統芸能「此田(このた)神楽」について勉強している同市立和田小学校の6年生11人が9、10の両日、遠山郷の各施設を巡って舞を披露した。「魅力を伝え、広めよう」とする取り組み。此田神楽保存会も未来への継承に期待を寄せている。

 此田神楽は300年ほど前の18世紀初め、現在の愛知県新城市から伝わったとされる。後継者不足を理由に昭和30年代に一度途絶えたものの、地元住民の熱意で1992(平成4)年に一人立ちの雌獅子を復活。此田神楽保存会が正月や慶事に舞っている。

 子どもたちは、保存会員からの聞き取りや演舞を撮影した動画で、中断から復活に至った過程や「悪魔払い」の舞の所作、囃子を学習。「もっと多くの人に知ってほしい」(勝見柔愛教諭)と、今回の地域発表を企画した。

 2日間の日程で高齢者福祉施設やかぐらの湯など計5カ所を訪問。着物を着用し、鈴とオノサを持った雌獅子が、笛と太鼓の囃子や「セーセッ」の掛け声に合わせて愛きょうを振りまいた。

 地元の山崎美心(みこ)さん(11)は「祖父たちが頑張って復活させた此田神楽を、みんなと一緒に舞うことができてうれしい」。見守った祖父の語(さとる)さん(66)は「6年生全体で学んでくれたことが喜び。将来の担い手につながってくれれば」と期待を寄せた。

 「広める」を狙う児童たちは、地域内外の人にアピールする案内の制作も企画中。代表の村澤樹(いつき)君(12)は「地域の大切な伝統芸能の継承に役立つことができたら」と話した。

  

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