喬木の阿島祭り 暴れ獅子の親子共演に観客沸く

文化・芸能

[ 2013年 4月 9日 火曜日 15時53分 ]

 喬木村阿島地区に室町時代から続くとされる伝統の「阿島祭り」が6、7の両日に繰り広げられた。7日の本祭では約300年の歴史を誇り「暴れ獅子」の異名を持つ全長18メートルの阿島獅子が勇壮な舞を披露。全長10メートルの子ども獅子との共演もあり、多くの観客を沸かせた。

 八幡社の祭典と安養寺の法要会を合わせて行う神仏混交の珍しい祭り。7日は約40人の男衆による阿島獅子と約20人の小中学生による子ども獅子、囃子屋台4台が御輿(みこし)行列とともに八幡社から地区内を練り歩き、時折りの風雨に負けず安養寺を目指した。

 安養寺では、奉納を終えた暴れ獅子が境内を縦横無尽に走り回り、お囃子を奏でる屋台へも激しく体当たり。約400人の老若男女から歓声と悲鳴が上がり、祭りの熱気は最高潮に達した。

 飯伊特有の屋台獅子である子ども獅子も見所の一つ。昨年10月から月3、4回の練習を重ねてきた子どもたちが、ほろの中で太鼓や笛の音を響かせたり、強弱を織り交ぜながら獅子頭を巧みに動かしたりして祭りに花を添えた。暴れ獅子と向かい合う「親子舞」もあり、盛んな拍手が送られていた。

 阿島獅子の「継承会」の宮澤富男会長(62)は子どもたちの頑張りに目を細め「多くの阿島住民が一堂に会する機会。祭りを通じて絆や助け合いの精神がさらに強まればうれしい」と期待。喬木第一小2年の男子児童は「獅子が暴れ回る姿がかっこよかった」と祭りの熱気を喜んでいた。

  

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