国重要無形民俗文化財「遠山の霜月祭り」が閉幕

文化・芸能

[ 2012年 12月 19日 水曜日 15時25分 ]

 1日の南信濃八日市場の日月神社と上村中郷の正八幡宮を皮切りにスタートした飯田市上村、南信濃に伝わる国重要無形民俗文化財「遠山の霜月祭り」が15日の南信濃八重河内、正八幡神社で閉幕した。ことしも氏子が湯釜を囲み、生命力の再生を祈るとされる湯立て神楽を興じ、多数の観光客らを沸かせた。

 鎌倉時代に伝えられた宮廷の湯立て神楽に、遠山郷を支配した領主、遠山土佐守一族の死霊を慰める鎮魂の儀式が後に伝わり、独自の形式で伝承されている。

 「霜月」は陰暦11月に行われることに由来しており、最も日照時間が短くなる時期に祈りを捧げることで、「万物に再び生命力がよみがえる」と信じられている。

 ことしも9社で行われ、八百万(やおよろず)の神々を招いて願い事をするための神事や釜を囲んだ装束舞、煮えたぎらせた湯を大天狗が切る湯切り、神々の面(おもて)の舞が繰り広げられた。

 飯田市南信濃振興公社と遠山郷観光協会は、祭を見逃した人や興味がある人を対象に、魅力を伝える「遠山の霜月祭り公演」を来年1月27日に企画。南信濃和田のかぐらの湯で午後1時半―2時半に開き、南信濃和田霜月祭り保存会が祭りの様子をダイジェストで披露する。定員150人、入場無料。

 同協会は「一昼夜をかける祭りを集約し、説明を入れながら再現する。見逃した人も、未経験の方も、気軽に足を運んでいただければ」としている。

 問い合わせは遠山郷観光協会(電話0260・34・1071)

  

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