多彩な表現を飯田で 初の「演劇まつり」開く

文化・芸能

[ 2017年 12月 4日 月曜日 15時54分 ]

飯田の劇団「素数会」の舞台

 演劇関係者の交流から生まれた新イベント「いいだ演劇まつり」が3日、飯田市東栄町の飯田勤労者福祉センターで開かれた。飯田と東京、名古屋、上田のプロ・アマチュア6組が、短編を中心とした演劇と人形劇を延べ56人に披露し、表現の多彩さを印象付けた。

 昼の部では飯田の演劇集団「素数会」の女性3人が、地元劇作家・市瀬佳子さんの短編「クツガナク」を上演。国内外で活動する「お芝居デリバリーまりまり」(東京)の萩原ほたかさんも昔話の一人芝居を演じた。

 小さな額縁舞台と人形を使ったコミカルな作品が人気のアマチュア人形劇団「田辺」(飯田)も朝・昼の部に出演し、意表を付いた結末を迎える昔話などでコンスタントに笑いを誘った。

 ネパール公演を終えて帰国したばかりという「まりまり」の萩原さんは、日本語と語順が同じことから、単語を覚えれば理解しやすいネパール語で「金の斧 銀の斧」を生き生きと演じ、別の作品では客席の全員がおかゆを食べるパントマイムを体験した。

 昼の部を夫と鑑賞した木下芙佐子さん(74)=馬場町=は「珍しいものを見せてもらった。記憶に残る舞台だった」、仲田由紀さん(39)=喬木村=と杉山葉子さん(38)=上郷飯沼=は「『田辺』にクスッと笑い、素数会はストーリーが良かった。萩原さんはパワフルで楽しかった」と話していた。

 イベントは上田を拠点に県内外で活動する演出家、仲田恭子さんと飯田の有志が企画。つながりのある5組が出演したほか、仲田さんのワークショップ受講者による発表会もあった。

 他地域で活動する劇団を招くイベントは今後も開く予定だという。

  

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