大名行列と東野大獅子がお練り体験会

文化・芸能

[ 2016年 3月 23日 水曜日 15時38分 ]

 7年目に1度、飯田市街地で繰り広げられる「飯田お練りまつり」(25~27日)を前に、代表的な演目の「大名行列」と「東野大獅子」の子ども向け体験会が20日、同市追手町の県飯田合同庁舎で開かれた。飯田下伊那地域の小学生や保護者ら約80人が参加し、行列や舞の所作、掛け声やお囃子などを体験。間近に迫ったお練りまつりへの関心を高めた。

 民俗芸能の魅力を知ってもらおうと、飯伊の芸能団体や行政でつくる南信州民俗芸能継承推進協議会(事務局・南信州広域連合)が「君も未来のお練りのスターだ」と題して企画。市美術博物館の櫻井弘人学芸員によるお練りまつりの解説もあった。

 小学生たちは飯田合庁の「赤門」前で、本町三丁目大名行列保存会の行列儀式を見学後、「エーハリーワサートーナー」など3種類の掛け声を響かせたり、やりに見立てたポールを使って手足の所作を習ったりした。仕上げに行列を組んだほか、化粧傘や大車熊などの道具に触れて重さも体感した。

 一方、東野大獅子保存会は、獅子頭やお囃子などパートごとに体験の機会を提供した。約30キロの獅子頭を扱うまでには、ちりとりやコンテナを使って舞いの基本を学んでから、20キロ弱の木組みで稽古を重ねることを紹介。児童らは会員の手ほどきを受けながら、それらを使った頭のうねりに挑戦したり、笛や太鼓でお囃子を奏でたりした。

 龍江小5年の女子児童(11)は「最初は動きが難しそうに思えたけれど、楽しくできた。まつり当日が楽しみ」とにっこり。座光寺小2年(8)と同5年(11)の兄弟は大名行列の子ども武士として出演するといい「しっかり歩き、お客さんに喜ばれる演技を見せたい」と意気込みを新たにしていた。

 大名行列保存会の福澤勝副会長は「短時間ながら、子どもたちの吸収力はすごい。実際に体験してもらうことで、まつりへの関心がさらに高まれば」と期待。東野大獅子保存会の平澤忠雄会長も「子どもたちの笑顔が見れて何より。郷土の芸能文化を誇りに感じ、今後の担い手になってくれるとうれしい」と目を細めていた。

  

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