天竜川の夏を彩る風物詩「時又灯ろう流し」

文化・芸能

[ 2011年 8月 18日 木曜日 15時30分 ]

 飯田時又灯ろう流しは16日、飯田市時又の天竜川一帯で繰り広げられた。約400個の精霊供養の灯ろうが流される中、天竜川の川岸から打ち上がる約3000発の花火が夜空を彩り、訪れた人々を魅了した。

 時又灯ろう流しは、飯田市や商工団体などによる実行委員会により開催されており、ことしで34回目。昭和初期に新盆供養として始まった灯ろう流しを柱に、平和記念行事や打ち上げ花火などを盛り込んだイベントで飯田下伊那の夏の風物詩の一つになっている。

 地元の鈴岡太鼓の演奏で開幕を告げた後、戦後50周年の1995年から続く「平和の灯火」セレモニーを開催。ことしは平和の灯火が竹灯ろうによる「竹宵」で飾り付けられた。式典の後には参列者だけでなく観衆も全員で手をつなぎ、平和を願う波「ピースウェーブ」を繰り返して恒久平和と核廃絶の願いを発信した。

 長石寺を出発した切子灯ろうが街を巡行し、時又港へ到着。厳かな読経と御詠歌が唱えられるなか、天竜川の流れに灯ろうがひとつ、またひとつと流されていった。

 辺りが暗くなると、花火の打ち上げが開始。

 川の中を泳ぐように光る名物の水中金魚花火をはじめ、盛大なスターマインや空一面を埋め尽くすような大きな尺玉花火、天竜川に架かるナイアガラなどが次々と繰り広げられた。途中、にわか雨に降られる場面もあったが、時又港をはじめ、天竜川両岸や花火を見下ろせる高台などに陣取った見物客を魅了した。

  

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