天龍村向方でお潔め祭り 子どもたちも伝統の舞披露

文化・芸能

[ 2016年 1月 7日 木曜日 13時58分 ]

 天龍村向方の天照大神社で3日夜、国の重要無形民俗文化財に指定されているお潔(きよ)め祭りが行われ、地域住民らが無病息災や五穀豊穣などを祈る古式豊かな湯立神楽を繰り広げた。

 「坂部の冬祭り」「大河内池大社例祭」と並ぶ同村の霜月祭りの一つ。いずれも旧暦の霜月(十一月)に行われていた湯立神楽の原型を、ほぼ留めた状態で伝承している。

 お潔め祭りは約600年前から同地区に伝わる伝統行事で、面形のない湯立神楽。舞堂の中心に据えた湯釜を囲み、氏子衆たちでつくる芸能部の男性たちが刀や鈴などを手に威勢の良い舞を繰り広げるのが恒例だった。

 少子・高齢化の進展で祭りの担い手不足が深刻化したことに伴い、ここ数年は地元の小中学生も舞い手として参加し、活躍している。

 ことしも地区内の小学生4人、中学生2人が参加し、舞や囃子で伝統行事を支えた。

 小学生たちは、神子の衣装を身に着けて「華のようとめ」の舞を踊った。湯釜を囲んで、扇や湯桶、木皿などを持ち替えながら、練習の成果を発揮した。

 中学生と大人たちは、伝統の四ツ舞、三ツ舞、「をぶすなのようとめ」を次々と舞い上げた。

 芸能部の一人(35)は「担い手が減ってしまい、ここ数年はできる範囲での継承となってしまっているが、子どもたちにも参加してもらい、続けられていることがありがたい。今後もできる限り伝統を守っていきたい」と話していた。

  

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