姑射橋周辺で天龍峡をどりを開催

文化・芸能

[ 2016年 9月 5日 月曜日 15時50分 ]

001天龍峡

 「龍峡小唄」を生かしたイベント「天龍峡をどり」(主催・天龍峡観光開発整備推進協議会)が3日、飯田市川路―龍江間の姑射橋(こやきょう)周辺を会場に開かれた。「正調龍峡小唄」を三味線や太鼓の生演奏に合わせて浴衣姿で踊り、昨年を上回るにぎわいをみせた。

 龍峡小唄は「名勝天龍峡の全国発信を」と願う地元の強い要望に詩人の白鳥省吾と作曲家の中山晋平が応え、1928(昭和3)年に誕生。新民謡の代表曲として広く親しまれ、地元では翌年から95年までの間、天龍峡盆踊りや天龍峡リンゴまつりの中で踊られてきた。

 天龍峡をどりは「先人に感謝し、貴重な文化資源を再び定着させるとともに、天龍峡の再生と活性化に結び付けよう」と2010年に新しいイベント名でスタート。ことしは約1000人(主催者発表)が集まって橋の周辺に大きな踊りの輪をつくり、1時間半にわたって風流に踊った。

 橋の近くの岸には、昨年復活した帆掛け舟が再登場し、いにしえの峡谷風景を再現。天龍ライン遊舟の船着場近くからは打ち上げ花火も上がり、上空を彩った。橋の両側には露店が並び、祭り気分を盛り上げた。

 白鳥・中山両氏に「龍峡小唄」の作詞作曲を依頼した「天龍峡探勝会」の故・牧内武司氏の長男、牧内雪彦さんは「高齢なのでこれがラストダンスのつもりで踊った。学生時代には友人たちを招いて一緒に踊ったが、この踊りのおかげでその友人たちとは長いお付き合いができた」と思い出を語った。

  

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