姫路市職員らが本町大名行列保存会と懇談

文化・芸能

[ 2019年 8月 9日 金曜日 15時25分 ]

 江戸時代の姫路藩の大名行列再現を目指す兵庫県姫路市の職員ら4人が8日、本町3丁目大名行列保存会との懇談を飯田市美術博物館で行った。2020年11月に世界遺産・姫路城周辺で開く「姫路お城まつり」への出演を同保存会に打診。大名行列再現に向けた取り組みへの協力を求め、同館が保管する大名行列の調度品を見学した。

 姫路市は文化庁が進める「生きた歴史体感プログラム」(リビングヒストリー)の一環として、大名行列の再現を計画。衣装や調度品などを忠実に再現するため、時代考証を進めている。

 本町3丁目の大名行列は、1866(慶応2)年の火災により使用していた屋台を消失。本町出身で東京警ら隊長や京都裁判長を務めた薄井龍之(うすいたつゆき)の斡旋で、小浜藩、仙台藩、姫路藩の道具を入手した。所作なども、江戸の行列請負家業であった赤坂奴師範志村一家から指導を受け、現在まで継承してきた。

 この日は、飯田市美術博物館職員を交え、大名行列の歴史や所作、これまでの取り組みなどの情報を資料と映像で共有。姫路市所蔵の絵巻物「顕徳院様将軍御名代上京行列図」などを資料に、同館で保管する大名行列の調度品を見学した。槍や傘、先箱などを目の前に、姫路市の職員らは大きさを測りながら保存会への質問を行った。

 姫路市観光交流局の和田達也局長は「本物の所作を伝えているところを見てほしい。飯田の方にも来ていただけたら」と保存会をはじめとする市民の来訪に期待を寄せた。

 同市は5日から、再現に向けた公募型プロポーザルの受け付けをスタート。本町3丁目大名行列の調度品のサイズなどの情報は、参加者への参考資料として提示する予定という。

◎写真説明:姫路市職員らが本町3丁目大名行列の調度品を見学

  

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