飯田下伊那地域の小学生バンドが一堂に会する「第35回飯伊小学校管楽器交歓演奏会」(飯伊小学校管楽器研究会主催)が21日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれた。15校が出演し、日頃の練習の成果を発表した。
1978(昭和53)年から続く恒例の演奏会。同研究会が主催し、飯田市教育委員会、飯伊吹奏楽連絡会、飯田ライオンズクラブ、県小学校吹奏楽連盟が後援している。
始めに、同研究会の荻原敏行会長があいさつに立ち「皆これまで一生懸命練習してきた。うまく演奏できるか心配に思っている人もいるかもしれないが、皆でハーモニーを喜び合って。自分の思いを形にして、いい演奏会にして」と呼び掛けた。
プログラムにはクラシックや民謡、ポップス、ドラマ主題歌、映画音楽など、親しみのある楽曲が取り上げられ、各校1―3曲を演奏。子どもたちは、活動の成果を披露しようと心を合わせて曲を奏でた。
そろいのコスチュームで舞台に立ったり、曲にまつわるパフォーマンスで観客を楽しませる場面も。各チームの発表後には、演奏をたたえて会場から大きな拍手が送られていた。
演奏会後には招待演奏として、竜峡中と緑ケ丘中の吹奏楽部が出演。また全国各地で演奏指導を行っているYAMAHA講師の角田昌直さんが、子どもたちの発表の講評を行った。