川本人形美術館、台湾の博物館と友好協定 皮影戯の展示も

文化・芸能

[ 2017年 8月 2日 水曜日 16時03分 ]

川本人形美術館と高雄市歴史博物館の友好協定締結式

 台湾「高雄市皮影戯館」館蔵品日本交流展の開幕式が1日、飯田市本町の川本喜八郎人形美術館で開かれた。皮影戯館所蔵品の日本での展示は初めて。同館を管理運営する高雄市歴史博物館と、人形美術館との友好協定締結式も行われ、友好交流促進や相互理解を深めることなどを確認し合った。

 皮影戯館は、台湾の伝統影絵芝居「皮影戯」文化の収集・研究や保存・普及活動に取り組む博物館。歴史博物館からの提案で、ことしのいいだ人形劇フェスタにあわせて人形美術館での同展開催を決定した。

 また今後も交流を深め、両国の人形劇文化の発信や相互理解などを狙いとし、友好協定を結ぶことになった。

 この日は、飯田と高雄の関係者などが集い、開幕式と締結式を実施。人形美術館の指定管理者であるNPO法人いいだ人形劇センターの高松和子理事長と、歴史博物館の楊仙妃館長が提携書に署名した。竹田人形座竹の子会による糸操り人形の獅子舞も披露された。

 高松理事長は「人形劇文化への貢献を目指した協定。交流の中で、台湾の伝統文化である影絵の収集研究をしている高雄から勉強し、近づいていきたい。いま世界は不安定な情勢だが、人形劇を通して手をつなぎ合っていけたら」と語った。

 楊館長は「台湾の皮影戯を紹介するとともに、飯田の人形劇との協力関係構築の新たな一里塚となることを期待している。高雄の博物館と皮影戯館にも来場いただけたら」と呼び掛けた。

 また、来年飯田で開催される世界人形劇フェスティバルに高雄市文化局が参加を希望していること、高雄市長がAVIAMA(人形劇の友・友好都市国際協会)総会への出席を検討していることを伝え、この日出席した佐藤健副市長に、高雄市長からの書簡を手渡した。

 式典後には、出席者が交流展の会場を見学。またフェスタ出演のため来日した高雄の影絵劇団「永興樂皮影戯団」によるワークショップが開かれ、一般の来場者とともに皮影戯の人形作りや人形操作を体験していた。

 同展は9月5日まで開催。牛の皮を加工して制作した影絵人形や、劇中の音楽を演奏する楽器、台本など39点を並べている。

 会場では、皮影戯の人形や道具などを入れる戯箱を開いた状態をイメージして展示空間を設定。実際の上演時のように、白いスクリーンの裏側に人形を並べて光を当て、繊細な造形や色彩を映し出している。

 開場は午前9時半(8月6日までは同9時)から午後6時半(同月5日は同9時)まで。一般400円、小中高校生200円。6日までのフェスタ期間中はフェスタ参加証ワッペンで入館できる。

  

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