飯田市本町の川本喜八郎人形美術館は9日、写生大会を同館で開いた。南信州新聞社後援。幼稚園・保育園児から小学生まで多くの子どもたちが参加し、お気に入りの人形を思い思いに描いた。
同館に展示された人形を自由に描くことで、美術館や人形に親しんでもらおうと企画し、10回目。毎年、夏休み期間に合わせて実施している。
この日は、開館から多くの家族連れや子どもたちが来場。受付で画用紙を受け取ると館内を巡り、「この人形がいい」「あれにしよう」と、展示されている人形の中から好きなものを選んで描いていった。
会場には「三国志」をはじめ「平家物語」「項羽と劉邦」「蓮如とその母」といった人形アニメーションの人形が並ぶ。
子どもたちは展示ケースの間に座ってスケッチし、家族や友だちと見せ合ったり、ケースに顔を近づけて人形の顔や衣装を確認しながら、じっくりと描き進めていた。
作品は「園児」「小学校1・2年」「同3・4年」「同5・6年」の4部門ごとに審査され、各賞を決定。全提出作品は9月9―24日に館内で展示される。問い合わせは同館(電話0265・23・3594)へ。