川路地区一帯で祇園祭り開く

文化・芸能

[ 2019年 7月 14日 日曜日 13時53分 ]

 飯田市の川路祇園祭りが13日、2~8区の地区一帯で繰り広げられた。雨で囃子屋台や獅子舞の巡行は繰り上げや中止になったが、懇親会や演芸大会には子どもから高齢者までが集まって盛り上がり、区民の絆を深めた。

 川路祇園祭りは江戸時代中期の天竜川氾濫から始まったとされる伝統行事。1961(昭和36)年の三六災害を境に、7つの区が同じ日に開くようになり、昨年は川路津島神社の勧進260年を記念して合同祇園祭りを開催した。

 2区の「寿」は、雨で囃子屋台の巡行を取り止め、2区公民館で大人と子どもがお囃子を披露。区に新しく入居した人も加わって一緒に曲を奏で、女性部も踊りを披露した。

 4区の「旭」は、午後から囃子屋台が区内を練り歩いた。区内巡行後は、JAみなみ信州川路支所を会場に演芸大会を開催。伝統の歌舞伎「白浪五人男」が上演され、役者が名乗るたびに盛んに拍手が送られおひねりが飛んでいた。

 昨年度に同祭り保存会連絡会が立ち上がり、昨年秋から川路地区で鼓の練習会を開いてきた。この日、講師だった久田陽春子(やすこ)さんが夫で能楽師の寺澤幸祐さんと川路を訪れ、懇親会でお囃子を観賞した。2人は特別に謡曲を披露し、国重要無形文化財総合指定保持者の曲に区民たちは熱心に聞き入っていた。

 2区寿祇園囃子の清水洋介保存会長(76)は「区に新しく入居した人も活動に加わってくれてありがたい。祭りで老若男女が集まり、区にまとまりが生まれる」と話した。

◎写真説明:子どもと大人で囃子を演奏(2区)

  

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