8月に行われる「いいだ人形劇フェスタ」に先駆けて人形劇を楽しむ「プレフェスタ」が20、21の両日、飯田市内4会場で開かれた。20日は「人形劇場だぶだぶ」(東京都)が竜丘公民館で公演し、かわいらしくてコミカルな舞台で会場いっぱいの観客を楽しませた。
開幕を目前にひかえたフェスタのプレイベント。ことしは竜丘と千代、鼎、上郷の4会場で3劇団による公演を行った。
竜丘では、だぶだぶが「王さまの耳はロバの耳」を上演した。王さまが妖精を怒らせて、ロバの耳を生やされたことをごまかそうと慌てふためいたり、大きな耳を隠すために帽子を選ぶ様子に、会場は大笑い。
王さまの秘密を知った床屋が、秘密を隠しきれず木のうろにはき出した言葉が歌になって聞こえてくると、手をたたいたり一緒に歌う子どもたちの姿もあり、物語の世界に夢中になって楽しんでいた。
公演後にはプレフェスタ限定企画として、フェスタのグッズが当たるプレゼント抽選会を行った。
フェスタ期間前には、下伊那の町村で行う広域公演として8月2日午前10時から、「劇団にんぎょう畑」による公演が阿南町新野保育園で行われる。ワッペン公演。
問い合わせは飯田文化会館内のフェスタ実行委員会事務局(電話0265・23・3552)へ。