飯田市民吹奏楽団(小林憲司団長)の第34回定期演奏会がこのほど、飯田市高羽町の飯田文化会館ホールで開かれた。コンクール課題曲や親しみのあるポップス、アニメソングなど10曲を披露し、会場を訪れた多くの観客を楽しませた。南信州新聞社など後援。
同団は1982年、飯田下伊那地域の市民有志により結成。「音楽による地域の方々との交流」を目標に、地域の吹奏楽団として定期演奏会の開催のほか「オーケストラと友に音楽祭」への参加、イベント出演などを続けている。
第1部では、本年度全日本吹奏楽コンクール課題曲や、家庭的問題を抱えた子どもたちの心の支えになるようにと作曲された吹奏楽曲、ゆったりとした心地良いメロディーの「ロマネスク」などを演奏した。
第2部は、懐かしいアニメソングのメドレーや現代話題のアニメテーマ曲、アップテンポにアレンジされた日本のポップスなど、親しみのある楽曲を中心に。ムーディーなポピュラーソングに続いて異国情緒あふれる「Caravan」を躍動感たっぷりに披露し、会場を盛り上げた。
アンコールでは観客の手拍子に合わせて2曲を演奏。リズミカルなメロディーでにぎやかに幕を閉じた。
同団では、全パートで団員を募集している。練習の見学も歓迎。問い合わせは同団練習場(電話0265・52・3350)へ。