市美術博物館で特別陳列「かるたで遊ぶお正月」

文化・芸能

[ 2016年 1月 8日 金曜日 13時06分 ]

 飯田市追手町の市美術博物館は2月14日まで、特別陳列「かるたで遊ぶお正月」を行っている。豊橋自然史博物館館長の松岡敬二さん(豊橋市)のコレクションを中心に、懐かしい犬棒かるたや県内の郷土かるたなど約60点を展示。実際に遊ぶことができる体験コーナーも設けている。

 会場には、かるたのコレクターである松岡さんが所蔵するさまざまな種類のかるたを展示している。戦時色が表れた「南洋ウタカルタ」や「地理かるた」、戦後に作られた「ローマ字つき犬棒かるた」。動物やアニメを題材にしたもの、防災を目的とした「防災いろはカルタ」などもある。

 郷土かるたは、各地の郷土にちなんだ名所旧跡や偉人、産業、風土、自然などを題材にしたもの。会場には、「阿智村かるた」「新野雪まつりカルタ」「川路福祉かるた」といった飯田下伊那地域をはじめ、県内各地の郷土かるたを並べている。

 ほか、飯田荒町(現中央通り2丁目)にあった千村陣屋の役人、市岡嶢智(たかとも)が自筆した「嶢智百人一首」(江戸時代後期)など、江戸から明治時代のかるたを展示。市内を拠点に活動する百人一首競技かるたクラブ「飯田あすなろかるた会」の紹介や、飯田のかるたと百人一首を楽しむ体験コーナーも設けている。

 同展を担当する学芸員は「いまは核家族化が進んで個人的な遊びが中心になっている。伝統的なかるたの文化を知って追体験してもらい、家族で楽しんでもらえたら」と話していた。

  

関連の注目記事

powered by weblio