平昌に響いた日本の調べ 飯田高邦楽班、市長らにパラ文化公演報告

文化・芸能

[ 2018年 3月 20日 火曜日 15時58分 ]

パラリンピック文化公演に出演した飯田高邦楽班

 飯田高校邦楽班(川上虹歩班長、班員18人)は9、10日、韓国の平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピック競技大会の文化公演に、県文化公演団として派遣された。19日に市役所を表敬訪問し、牧野光朗市長と代田昭久教育長に公演について報告した。

 文化公演は、オリンピック憲章で定められている開催都市による文化プログラムの一環。平昌のある江原道(カンウォンド)と交流する6カ国14自治体が文化公演団を派遣し、オリンピック・パラリンピック期間に公演を行った。オリンピックには、県から駒ケ根市の琴伝流大正琴が派遣された。

 同班は2000年から、全国高等学校総合文化祭日本音楽部門に出場し、10年度に文化庁長官賞、13年度に最高賞の文部科学大臣賞に選ばれるなど受賞を重ねていることから、派遣が決定。

 安曇野の風景を題材にした唱歌「早春賦」や、韓国の民謡「アリラン」など4曲を取り上げ、江原道の江陵(カンヌン)アートセンターで2日間に計2回公演した。観客は地元・江陵の住民がほとんどで、ガイドから指導を受けて韓国語であいさつしたという。

 この日、同班は教職員や指導者と市役所を訪れ、現地の様子を捉えた写真を見せながら公演について報告した。

 同班を指導する、生田流宮城派大師範の大平睦さんは「全員元気で、はつらつとしたいい演奏ができ、日本の伝統の琴を聞いていただくことができた。モンゴルの楽団の楽器を聞かせてもらったりして、一生の思い出になったのでは」と語った。

 川上班長(17)は「初めての海外公演で不安だったが、温かい拍手をいただいて、練習の成果を発揮できたと思う。ニュースでいろんな報道がされているけれど、しっかり聞いてくださった。いろんな国の人たちと会い、見聞を広めることができた」と振り返った。

 現地では、モンゴル古楽器の楽団と交流して演奏を聞かせてもらったり、同班の演奏曲の調弦などを指導。練習の合間に楽屋を訪れたアイスホッケーの熊谷昌治選手(高森町)から、激励を受けたことも紹介した。

 牧野市長は「それぞれの立場で海外に日本の伝統を発信してくださり感謝。なかなかないチャンスを生かして演奏し、韓国の人たちに伝えることができたのは素晴らしい」と話していた。

  

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