平谷村のイベント「珍珍幕府夏の陣」の目玉行事が14日、村内の観光施設「信州平谷温泉ひまわりの湯」周辺で開かれた。仮装行列や歌と踊り、魚のつかみ捕りなどがあり、帰省客と観光客らを交えて盛り上がった。
恒例の「平谷玄蕃(げんば)仮装行列」には過去に使っていた模型の馬に代わり、生きている馬が登場。村のゆるキャラ「ちんえもんくん」の着ぐるみも初めて加わり、武士や白波五人男と一緒に馬子唄に合わせて歩きながら、中馬街道の時代を再現した。
将軍役の小池正充村長はやぐらの上から「このイベントは、人口が少なくても元気のある村であり続けるため継続している。最後までイベントを楽しんで。出来のいい高原野菜やトウモロコシも味わってほしい」とあいさつした。
やぐら周辺で行われた菓子まきに続くカラオケ大会では、名古屋市からの参加者が92点で優勝。珍幕歌謡祭の司会でおなじみの女性ミュージシャン、泉谷むつみさんの歌謡ショーやダンス「平谷きらりん」、盆踊りも盛り上がりをみせた。