復活「天龍峡盆踊り」、姑射橋に踊りの輪広がる

文化・芸能

[ 2010年 9月 7日 火曜日 14時11分 ]

 天龍峡盆踊りが4日、15年振りに天龍峡姑射橋(こやきょう)の上で繰り広げられた。橋の上に浴衣姿の踊りの輪が広がり、龍峡小唄の歌声が天龍峡にこだました。

 天龍峡盆踊りは、先人が天龍峡を世に広めるためにつくった「龍峡小唄」を伝承していく場づくりと天龍峡のにぎわいを取り戻そうと地域の願いにより復活。以前から復活を求める声があったが、天龍峡再生道路の完成で交通規制が可能になり、ことしようやく実現した。

 盆踊りで踊った龍峡小唄は天龍峡を世に広めようと1928年に誕生。翌年から95年まで天龍峡盆踊りや天龍峡リンゴまつりの中で、地元住民に愛され継承されてきた。

 夕方からは昭和乙女の会により、リンゴ足湯周辺で子ども縁日が催され、浴衣姿の親子連れが食べ物屋台やゲーム屋台で楽しんだ。

 辺りが暗くなると、旧天龍峡ホテル前に設けられたステージで、地元グループの三味線と天龍ライン遊舟のガイドの歌により龍峡小唄を生演奏。会場は浴衣姿の人々で埋め尽くされ、龍峡小唄の歌にあわせて輪が姑射橋いっぱいに広がった。

 開会式で天龍峡観光再生実行委員会の北原郁会長は「先人の残した宝の龍峡小唄をなんとしても天龍峡で伝えていきたい。先人が私財を投じて天龍峡をつくり上げたころのように龍峡小唄で一人ひとりの心を結びつけたい」とあいさつ。浴衣姿で参加した飯田市の牧野光朗市長も「この天龍峡で100年かけてにぎわいを取り戻そうとしている。この素晴らしい宝の龍峡小唄を50年、100年かけて守り伝えていこう」と話していた。

  

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