掛け太鼓が導き大行列 平岡を御神体が渡る

文化・芸能

[ 2014年 10月 16日 木曜日 12時18分 ]

 御神体が本宮から村内をめぐって前宮に渡御し、翌日に帰還する天龍村の村指定無形民俗文化財「満島神社の秋祭り」が11、12の両日、平岡地区一帯で繰り広げられた。青年たちの掛け太鼓が先導し、御神体を納めたみこしなど約100人の大行列が地区内を練り歩いて聴衆を魅了した。

 自然の恵みに感謝し、五穀豊穣を願う祭り。複数の祭りの要素を組み合わせた独特の形式として伝わり、継承されている。

 宵祭りの11日は、「原の森」と呼ばれる満島神社で神幸祭や発興の儀、修祓の式など一連の神事を行い、3キロほど離れた前宮「南の森」に向けて行列が出発。提灯を先頭に色彩豊かな奉納旗を掲げる子どもたち、掛け太鼓で道中を清める青年たち、剣を携えた雌雄一対の獅子や宿入れ、老年衆の温古団、小学生たちによる巫女、御神体を納めたみこしが列をなし、平岡の商店街などをゆっくり行脚した。

 花形は道中を鎮める役割を担う掛け太鼓。練習を重ねてきた青年たちは、法被に股引、絞り鉢巻き、白緒の草履、造花を飾りつけた編笠姿で進み、囃子に合わせて、重さ約5キロの太鼓を上下左右に振って叩いた。

 沿道では近隣住民や愛好家ら多数が見守り、盛んな拍手を送っていた。

 本祭りの12日は復路に就き、再び原の森を目指した。

 満島神社の創建は1573(天正元)年以前と伝えられ、祭神は天照皇大神と建御名方命、誉田別尊、天児屋根命、素盞鳴命、倉稲魂命。秋の例大祭は2つの神社を舞台に毎年行われている。

  

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