塩澤さんが工芸美術で入選 改組新第1回日展

文化・芸能

[ 2014年 10月 23日 木曜日 9時42分 ]

 「改組新第1回日本美術展覧会(日展)」(公益社団法人日展主催)の審査結果が19日から発表されている。飯田下伊那地域では、塩澤正信さん(40)=飯田市鼎切石=が工芸美術の部門で入選した。

 同展は日本の美術振興を目的として1907(明治40)年に始まった文部省美術展覧会(文展)の流れをくむ日本最大の公募展。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を設けている。昨年、書の部門で審査に不正があったことが明らかになったため、再発防止に向け組織や審査に関する改革が進められ、本年度展覧会を改組新第1回日展として行うことになった。

 19日に洋画と工芸美術、書の審査結果を発表。工芸美術には796点の応募があり、396点が入選した。日本画と彫刻の結果は23日に発表される。

 塩澤さんは昨年に続いて2回目の入選。釘を使わずに木を組み付ける組子細工の技術を生かした「心の羽音」を出品した。ヒバをベースにした立体的な作品で、黒いウォールナットと赤いナシの木を異なる組み方で透けるように表現し、上部に張り出すように設置した。「人生で目標を持ち、常に新しいことに挑戦していきたいという思いを込めた」と塩澤さん。

 日本現代工芸美術家協会長野支部に所属し、組子を使ったデザインや構成方法について研究している。「日展では抽象的なデザインに取り組んでいるが難しい。だからこそ挑戦のしがいがある。これからも毎年出品して、その中でいい作品を作っていくことができるようになれば」と話していた。

 同展は31日から12月7日まで、東京都港区の国立新美術館で開催。午前10時から午後6時まで。火曜休館。入場料は一般1200円、高校・大学生700円。前売り券・団体券(20人以上)は各200円引き。小中学生無料。

  

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