新野の雪祭り 物語仕立てで神々舞う

文化・芸能

[ 2012年 1月 17日 火曜日 16時01分 ]

 阿南町新野の国重要無形民俗文化財、新野の雪祭り(金田伸由宮司、金田昭徳保存会長)が14日深夜から15日朝にかけて、伊豆神社境内で繰り広げられた。幸法(さいほう)や競馬(きょうまん)、天狗(てんごう)などの神々が次々と舞い、物語仕立てでことしの豊年を祈念した。

 本殿の儀式が終わり消防団の若者が丸太で幸法の館を叩いて「ランジョウ、ランジョウ」と声を挙げ、舟形に乗せた火で巨大な松明を点火するといよいよお庭での舞いが始まった。

 多くのカメラマンが明け方まで儀式の進行を見守り、「おとっつぁま」と囃し立てる住民と舞い手の掛け合いなど、地域に息づく祭りの雰囲気を楽しんだ。

 このうち、明け方に行われた天狗では太郎、次郎、三郎の3匹の鬼が登場。勇ましくおのや木づちをぶつけ合い、拝殿に迫って宮司と問答。宮司に負かされた鬼たちは指をくわえて退散した。

 今回は役決めの「おみくじ」により、一家3世代4人が幸法や競馬、天狗など重要な役を担当した。このうち天狗の次郎を演じた阿南二中の男子生徒は「一家でいい役を引き当て、周りからうらやましがられた。雪祭りは5歳の時から参加している。ことしは受験の年だけど雪祭りははずせなかった。高校生になっても続けたい」と話していた。

 ことしはダイドードリンコの「日本の祭り」の第1号として記録映像が撮影された。同番組は全国34の祭りを年間を通して紹介する企画。雪祭りはSBC信越放送により2月5日午後4時から放映される。

 また、伊豆神社近くの農村文化伝承センターで18日まで、雪祭りの企画展が開催されている。

  

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