新野の雪祭りフラッシュ撮影禁止へ

文化・芸能

[ 2017年 12月 14日 木曜日 15時49分 ]

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 「味わい深い、本物の良さを体感してほしい」。南信州阿南町新野雪祭等資産化事業実行委員会(実行委員長・勝野一成阿南町長)と南信州広域連合は、来年1月14、15日に開く国重要無形民俗文化財「新野の雪祭り」の本殿神事でのフラッシュ撮影を禁止することを決めた。電灯色のLED照明を新たに常設して最低限の明るさを確保し、協力と理解を呼び掛ける。

 第4次広域計画(基本構想・基本計画」の民俗芸能保存継承プロジェクトの一環で、一昨年から2年間にわたり同祭りの記録保存のための撮影を行った同実行委員会。撮影のため一般客のフラッシュ撮影は禁止にしたところ、混乱なく撮影は完了した。

 撮影の指揮を執った飯田市美術博物館の桜井弘人学芸員(58)は「火の明かりが面(おもて)や衣装に照り映える、昔ながらの環境に戻し、本物の味わい深い祭りを見て感動してもらいたい」と提案。同祭り保存会や神社側が桜井さんの思いを受け止めた。

 LEDは100~200ワットの明るさで、拝殿の向拝(ごはい)に2灯、保存伝承施設に1灯、境内に3灯の計6灯を設置。13日に拝殿で霜月祭りの湯立て神楽が執り行われる中、実行委員らが照らす方向などを微調整した。

 桜井さんは「舞手の直前にまで迫ったフラッシュ撮影などマナー違反も目に付いた」と指摘。「全国に誇る祭りで本物の雰囲気を味わってもらいたい」と願う。

 禁止については神社内外に看板を設置するほか、同町公式ホームページでも告知する。祭り保存会長の勝野喜代始さん(64)は「見せる祭りとしてでなく、我々の祭りとして取り組む中で、何とか継続していきたいという思い。理解を得る中で風情を楽しんでもらえれば」と話している。

  

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