新野の霜月祭り 釜を囲んで舞奉納

文化・芸能

[ 2011年 12月 16日 金曜日 15時52分 ]

 阿南町新野の諏訪神社(金田伸由宮司、田村清七氏子総代長)で14日、霜月祭りが行われた。集まった世話人や氏子当番衆は、グツグツと煮えたぎる鉄の釜を囲んでの神楽舞の奉納を見守った。13日には伊豆神社でも同様の霜月祭りが行われた。

 新野の霜月祭りは、江戸時代から300年以上続く伝統行事。当初は禰宜(ねぎ)らにより各家庭などで行われたが、諏訪神社で最初に神社での行事となり、続いて伊豆神社でも昭和天皇の御大典から当番衆を中心に神社で行う行事となったという。

 拝殿内での厳かな神事に引き続き、お宣明(せんみょう)という神下ろしの儀式で太鼓を打ち鳴らし歌を唱えた後、煮えたぎった釜を囲んで「金山の舞」と「ゆたぶさの舞」の2つの神楽舞が奉納された。

 このうち、金山の舞では刀と鈴を両手に持ち、釜を囲んだ4人が飛び跳ねたり回転したりと激しく舞った。また、ゆたぶさの舞では笹の束を湯の中に入れ四方にまいて清めた。最後に釜の湯を集まった人々で飲んだ。神事で利用した湯を飲むと病気にならなくなると伝えられている。

 金山の舞などは春の金毘羅様、秋の秋葉様の祭りなどでも奉納される。土日や祝日に開催される場合には高校生や若者も舞い手に加わり、着実に若い世代に受け継がれている。

 田村総代長は「新野には雪祭りと盆踊りを筆頭に数多くの祭りがあるが、祭り好きな方が集まって途中で途切れることなく伝承が続いている。小中学生、高校生も祭りへ積極的に参加してくれ、地域の絆を深めている」と話していた。

  

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