早稲田の人形芝居、中学生や保存会が公演

文化・芸能

[ 2013年 8月 28日 水曜日 16時18分 ]

 阿南町の早稲田の人形芝居が25日、早稲田神社境内で行われた。地域住民やカメラマンらが訪れ、雨が降る中で、早稲田人形保存会(伊藤安永会長)や地元の阿南第一中学生による人形浄瑠璃の公演を見守った。

 早稲田人形芝居は、江戸時代の元禄年間から大正時代にかけて最盛期を迎えた芸能で、国選択無形民俗文化財に指定されている。はじめに神事として、神社の拝殿で「三番叟」を奉納。白装束に身を包んだ人形遣いが演じ、無病息災と五穀豊穣を願った。

 続いて隣接する人形の館で公演が行われ、昨年に続いて阿南第一中の生徒が「三番叟」を演じた。保存会から指導を受けた成果を力いっぱい発表すると、観客から盛んに拍手が送られた。

 次に保存会が「鎌倉三代記 三浦別れの段」を上演。戦場で負傷し、病気の母・長門のもとへ訪れた三浦之助は、許嫁で敵・時政の娘である時姫に、実父を討つよう命じる。ためらいながらも婚約者のために意を決した時姫は時政のいる陣所へ向かい、三浦之助は戦場へ戻っていく。それぞれの決意を込めた場面を、情感豊かに演じていた。

  

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