春草没後100年記念「飯田能」好評

文化・芸能

[ 2011年 9月 6日 火曜日 15時49分 ]

 菱田春草没後100年を記念した能楽公演「飯田能」(同実行員会・飯田文化会館主催)が4日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれた。「菊慈童」をはじめ仕舞や狂言など8演目を上演。会場いっぱいに訪れた観客は、神秘的な能の世界を堪能した。

 日本の伝統芸能として国の無形重要文化財に指定され、2001年にユネスコの世界文化遺産に登録された能楽に関心を持ってもらおうと企画。7、8月には、能の囃子や舞の体験教室も開かれた。郷土の日本画家・菱田春草がことし没後100年を迎えたことから、「菊慈童」を演目の一つとした。

 小鼓と謡のみで構成する一調の「屋島」に続いて「菊慈童」を上演。高森町出身の寺澤忠芳さんがシテ(主役)を務め、菊の露で700年の長寿を得た慈童が、菊が咲き乱れる山中で舞う姿を静かに演じた。

 狂言「寝音曲」では、太郎冠者の謡を聞きたい主人と、謡うのを渋る太郎冠者とのユーモラスな掛け合いで会場を沸かせた。半能「石橋(しゃっきょう)」では、文殊菩薩の使いである赤獅子と白獅子が登場。牡丹の花の間を、激しく力強く舞った。

 体験教室にも参加した男子児童(11)は「教室では触ったことのない楽器を使ったり、面をつけられたのがよかった。(公演では)わからない部分もあったけど、狂言がおもしろかった」と話した。市内から訪れた女性(75)は「能を見たのは初めて。日本古来の芸術とはこういうものかと、いいものを見させてもらった」と感激した様子。

 清水正則実行委員長(70)は「予想以上にお客さんが来場し、喜んでいただいた。こんなにも古典芸能のフアンが飯田にいたことがうれしかった」と振り返った。

  

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