是枝作品カンヌ最高賞 交流15年のタテさん「心から祝福を」

文化・芸能

[ 2018年 5月 21日 月曜日 15時01分 ]

飯田でタテさんの撮影に臨む是枝監督(右、04年に四季の広場で)

 第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品した是枝裕和監督(55)の「万引き家族」が19日夜(日本時間20日未明)、映画賞の最高峰とされる「パルムドール」を受賞した。是枝監督と15年前から交流を続ける飯田市のシンガーソングライター、タテタカコさんも「びっくりしました。心からお祝いの気持ちが湧き上がりました」と受賞を喜んでいる。

 是枝監督はタテさんが2003年にソニーのオーディションを受けた際、映像監督と応募者がペアになってドキュメント映像を撮る企画でタテさんを担当した。

 これが縁で04年の映画「誰も知らない」の挿入歌にタテさんのオリジナル曲「宝石」を選んだほか、キャストとしても起用するなどして、タテさんのプロデビューを後押しした。

 飯田市にはタテさんが出演したライブの取材、ドキュメント映像や「宝石」のプロモーションビデオの撮影、「誰も知らない」公開時の舞台あいさつなどで5回以上にわたって訪れている。

 是枝監督とタテさんの交流は現在も続いていて、同監督が監修したTBSテレビのミニ番組「きょうの、あきない」にもタテさんの曲が使われた。

 パルムドール受賞の報に触れたタテさんは「たまたま何日か前に長野が舞台のドラマ『ゴーイングマイホーム』と映画『海街diary』を見て、監督の描く世界はやっぱりすごいと思っていたところ。とにかくびっくりです」と声を弾ませた。

 「万引き家族」については「10年くらい温めていたという。上映が楽しみ」と期待を語り、「お祝いの気持ちはもう少し経ってから伝えたい」と監督を気遣った。

 「万引き家族」は東京の下町が舞台。祖母の年金が主収入で、足りない分を万引きなどで補う一家の姿を通して、家族や社会について問い掛ける。

  

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