昼神温泉郷で御湯始まる

文化・芸能

[ 2015年 12月 2日 水曜日 9時55分 ]

 阿智村昼神温泉郷で冬期間、稲わらで組んだ守り神の人形「湯屋守様(ゆやもりさま)」を温泉街に据え、温泉利用者の無病息災を祈る「昼神の御湯(おんゆ)」が1日、始まった。ことしは宿泊者向けにスタンプラリーも開催。各旅館の個性あふれる湯屋守様でさまざまな願い事を祈願する。

 初日の朝は、旅館関係者や観光客らが参列し、ご神体に神様を下ろす「降神祭」を阿智川に架かる恩出橋(おんだしばし)で執り行った。橋上には大湯屋守様をはじめ各旅館から集められた計17の湯屋守様がずらりと並び、熊谷睦男宮司が修祓、祝詞奏上し、温泉郷の繁栄と安泰を祈願した。

 御湯では「霜月祭り」に訪れた神様がそのまま滞在し、温泉に入るといわれる。湯屋守様は、神様が来ている間の魔よけとして各旅館の玄関先に飾られる。神様が帰る「お焚き上げ」(3月5日)までの期間中、入浴客には神様と一緒に温泉に入ったとしてご利益がある。

 各旅館の湯屋守様は、交通安全、子宝・安産などそれぞれのご利益に合わせて顔や形もさまざま。宿泊者にはスタンプ台紙が配布され、7つの湯屋守様を巡ると温泉入浴剤がもらえる他、完走者には抽選でペア宿泊などが当たる。

 昼神の御湯実行委員長の今井竜也さんは「昼神温泉にいよいよ冬がやってきた。湯屋守様は各旅館で手作りするものも増え、例年以上に個性豊かになった。冬の名物としてより多くの方に親しんでもらえたら」と話していた。

  

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