天竜川に「オンスイ」の声響く 時又初午はだか祭り

文化・芸能

[ 2016年 3月 15日 火曜日 15時30分 ]

 南信州地域に春の到来を告げる信州飯田時又初午はだか祭りは13日、時又の長石寺から天竜舟下り時又港間で繰り広げられた。時又の町内に「オンスイ」の掛け声が響き渡り、活気あふれる若者たちの姿が多くの見物客を楽しませた。

 初午はだか祭りは、長石寺の初午まつりと小笠原長清の戦勝御礼参りに由来する。一時中断されていたが昭和35(1960)年に現在の「初午はだか祭り」として復活。3月11日に近いこともあり、2011年から東日本大震災の「復興祈願」とみこしに掲げて挙行。ことしも収益の一部を義援金に充てる「守札」の販売も行われた。

 長石寺で祭りの安全を祈願すると、女性みこしを含む大人みこし8基をはじめ、小学生の学童みこし、保育園児のみこしが時又の町を練り歩いた。天龍橋たもとのマルキチ前で「叶水の儀」と「長老松の儀」を行い、「オンスイ!オンスイ!」の掛け声とともに勢いよくきおった。天竜川に到着すると川の水を頭から浴びて体を清め、御水の樽に水をくむと名物の天竜川でのみそぎへ。冷たい天竜川の流れの中に次々とみこしが飛び込んだ。

 時には流されそうになりながらも「オンスイ、オンスイ」と勢いよくきおい上げた。沿道や天竜川河原には大勢のカメラマンが待ち受け、勇ましい若者達にレンズを向けた。

 14年から参加し人気を集める女性みこしにはことし、市公民館主催の高校生講座「カンボジアスタディーツアー」(23~28日)に参加する高校生も地域学習の一環で行列に加わった。阿智高校2年の女子生徒(17)は「一緒に参加して地域のことがよく分かった。貴重な体験ができてよかった」と話していた。

  

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