時又初午はだか祭り開く

文化・芸能

[ 2010年 3月 16日 火曜日 8時07分 ]

 天竜川に春の訪れを告げる信州飯田時又初午はだか祭りは14日、同市時又の長石寺から天竜舟下り時又港一帯にかけて繰り広げられた。ことしは第4代天龍橋の開通と重なり、完成祝いを兼ねた特別儀式も実施。天候にも恵まれ、大勢の見物客が見守る中、みこしを担いだ若衆が「オンスイ!、オンスイ!」ときおった。

 同初午はだか祭りは、長石寺の初午まつりと小笠原長清の戦勝御礼参りに由来するといわれる。一時中断されていたが昭和35(1960)年に現在の「初午はだか祭り」として復活。ことし50周年を迎えた。

 長石寺を出発し、新旧天龍橋のたもとにみこしの行列が集まると、長石寺の岩堀周一住職が「叶水の儀」で水を清め、旧天龍橋に供えられた松に掛ける「長老松の儀」を行った。

 続いて、ことし限りのはだか祭り流の新天龍橋渡り初め儀式。鈴岡太鼓の演奏の響く中、伊原聰保存会長らが幣束や幟旗で先導し御水で橋を清めると、みこしの行列が橋上できおった。

 一行が時又港へ到着すると、天竜川の水を頭から浴びて体を清め、御水の樽に水をくむと名物の天竜川でのみそぎへ。この日は天竜川の水量が多く、足を踏み入れると肩まで漬かり、ロープを投げて助けを求める場面も。浅瀬の位置を確認すると、次々と天竜川にみこしが飛び込み、勇壮なきおいで見物客を魅了した。

 「記念の年に好天に恵まれなにより。ことしは特別行事も加わり新鮮な心持ちで臨めた」と伊原保存会長。大将を務めた島岡伸一実行委員長は「天龍橋の架け替えは一生に一度のこと。貴重な経験をさせていただいた」と話していた。

  

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