時又灯ろう流し 天竜川に咲くスターマイン

文化・芸能

[ 2012年 8月 18日 土曜日 13時48分 ]

 飯田時又灯ろう流しは16日、飯田市時又の天竜川一帯で繰り広げられた。約400個の精霊供養の灯籠が流されるなか、天竜川の川岸から打ち上がる約3000発の花火が夜空を彩った。ことしは写真コンクールが開催されたこともあり、川沿いには三脚を据えたカメラマンの姿が例年以上に見られた。

 時又灯ろう流しは、飯田市や商工団体などによる実行委員会により開催されており、ことしで35回目。昭和初期に新盆供養として始まった灯籠流しを柱に、平和記念行事や打ち上げ花火などを盛り込んだイベントで、飯田下伊那の夏の風物詩の一つになっている。

 地元の鈴岡太鼓の演奏で開幕を告げた後、戦後50周年の1995年から続く「平和の灯火」セレモニーを開催。式典の後には参列者だけでなく観衆も全員で手をつなぎ、平和を願う波「ピースウェーブ」を繰り返して恒久平和と核廃絶の願いを発信した。

 長石寺を出発した切子灯籠が街を巡行し、時又港へ到着。厳かな読経と御詠歌が唱えられるなか、天竜川の流れに灯籠が一つ、また一つと流されていった。

 辺りが暗くなると、花火の打ち上げが開始。川の中を泳ぐように光る名物の水中金魚花火をはじめ、盛大なスターマインや空一面を埋め尽くすような大きな尺玉花火、天竜川に架かるナイアガラなどが次々と繰り広げられた。

  

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