時又灯ろう流し開く

文化・芸能

[ 2013年 8月 19日 月曜日 9時10分 ]

 飯田時又灯ろう流しは16日、飯田市時又の天竜川で繰り広げられた。精霊供養の灯ろうが流される中、天竜川の川岸から打ち上がる花火が夜空を彩った。帰省客を含め多くの見物客が陣取り、天竜川を照らす花火を見上げた。

 時又灯ろう流しは、飯田市や商工団体などでつくる実行委員会により開催されており、ことしで36回目。昭和初期に新盆供養として始まった灯ろう流しを柱に、平和記念行事や打ち上げ花火などを盛り込んだイベントで飯田下伊那の夏の風物詩になっている。

 地元の鈴岡太鼓の演奏で開幕を告げた後、戦後50周年の1995年から続く「平和の灯火」セレモニーを開催。式典の後には参列者だけでなく観衆も全員で手をつなぎ、平和を願う波「ピースウェーブ」を繰り返して恒久平和と核廃絶の願いを発信した。

 長石寺を出発した切子灯ろうが街を巡行し、時又港へ到着。厳かな読経と御詠歌が唱えられる中、天竜川に浮かべられた舟から灯ろうが1つ、また1つと流されていった。

 辺りが暗くなると花火の打ち上げが開始。川の中を泳ぐように光る名物の水中金魚花火をはじめ、盛大なスターマインや轟音とともに空一面を埋め尽くすような大きな尺玉花火、天竜川に架かるナイアガラなどが次々と繰り広げられた。

  

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