本社主催「南信州短歌大会」幅広い年齢層から127首

文化・芸能

[ 2015年 6月 9日 火曜日 13時38分 ]

南信州短歌大会記事 南信州新聞社主催「第11回南信州短歌大会」が7日、飯田市東栄町の飯田勤労者福祉センターで開かれた。飯田下伊那地域を中心に、愛好者ら82人が出席。歌人の梅内美華子さんを講師に迎え、講演と投稿歌の講評を聴いた。

 

 本紙創刊50周年記念事業の一つとして、2004年から開催。短歌愛好者の研さんと地域における短歌文化の発展を目指している。ことしも本紙「読者文芸」欄の短歌投稿者や本社主催の「南信州短歌教室」受講生らを中心に、中学生から95歳まで幅広い年齢層から127首が寄せられた。

 

 大会では、はじめに梅内さんが「自分らしくうたおう」と題して講演した。過去に経験した投稿歌の選考の際、選ばれない歌の特徴として「パターンにはまっているもの」と指摘。

 

 「はまっていると歌ができたという錯覚を起こすが、見直してみると自分らしくなく個性がない。言葉に少し気を付けることで、どこかで見たことがある短歌から逃れることできる」と、父母について詠んだ近代以降の短歌を取り上げながら、決まり文句を使わず説明的な言葉を避け、作者固有の体験や視点を盛り込むようアドバイスした。

 

 続いて出席者の投稿歌を講評。一点ずつ取り上げながらそれぞれの歌の感想を述べたり、助言を行った。投稿歌は家族や友人、身近な風景、日々の思いを題材にしたものなど。戦後70年を迎え、戦中の出来事や平和への思いを詠み込んだ歌もあった。

 

 梅内さんは「でき上がった言葉でまとめてしまわないで」「土地の名前など具体性を入れると、ぐっと自分らしさに近付く」など、個性を出すための言葉の選び方や詠む時のコツなどについて語っていた。

 

 続いて梅内さんの選により、特選3人、入選に10人が選ばれた。特選に選ばれた男性が代表してあいさつに立ち「立派な賞をいただきありがたい。歌の道は浅く詠むのは難しいが、自分の感動した気持ちを分かりやすく伝えたいと頑張っている」とし、謝辞を述べていた。

 

  

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