松尾代田区で下之宮諏訪神社春季例大祭

文化・芸能

[ 2012年 4月 16日 月曜日 12時55分 ]

 飯田市松尾代田区(井上久美区長)にある「下之宮諏訪神社」(池田成治氏子総代長)の春季例大祭が14日に始まった。代田の獅子や囃子、女子児童たちによる稚児踊りが、初日は同社を皮切りに区内上段を中心に巡行。雨にも負けず、地区住民の健勝や繁栄、五穀豊穣などを願った。15日は区内の下段を回り、鳩ケ嶺八幡宮(同市八幡町)にも舞を奉納する。

 代田獅子囃子保存会(安東市男会長)による獅子や囃子、稚児踊りは2010年の春季例大祭以来、2年ぶりの登場。以前は3年に1度だったが、小学3、4年生の女児が務める稚児を経験できない子が出てしまうことを考慮し、前回から2年に1度に改めた。

 2年前の春には飯田お練りまつりにも出演し「かわいい」と好評だった稚児踊り。今回は女児14人が大役を務め、連夜にわたって3曲の振り付けの練習を重ねてきた。

 14日は雨で肌寒い天候となったが、子どもたちは練習の成果を元気良く披露。昔ながらの手っ甲や裁着、わらじ履きに花笠をかぶり、手には扇や花笠を持って踊る姿に、所望を寄せた区民たちが「かわいいねえ」と目を細めた。

 稚児たちの可れんな踊りの一方で、獅子は激しく勇壮な舞を披露。簾がけの屋台は獅子頭と1枚の幌(ほろ)でつながっており、このような形態は飯田下伊那地域でも珍しいという。

 井上区長は「2年に1回の獅子舞と稚児踊りを住民の皆さんに楽しんでいただければうれしい。稚児踊りの子どもたちは毎晩の練習を頑張っただけに、雨にも風にも負けずに存分に成果を発揮してほしい」と期待していた。

 代田の獅子舞やお囃子、稚児踊りは1880(明治13)年ごろに、松川町大島の大洲七椙神社から伝授されたとされる。

  

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