松川町元大島の大洲七椙神社春祭りで4、5日、伝統の獅子舞が奉納された。新型コロナウイルスの影響により規模を縮小したが、満開のソメイヨシノが咲き誇る中、勇壮な舞を披露した。
感染の拡大防止のため、子どもたちの参加する「花踊り」や獅子舞とともに舞う「おかめ踊り」、「きつねの嫁入り」は中止。町内の巡行を取り止め、4日の夕祭と5日の本祭の2回、境内で獅子舞と囃子を奉納した。
奉楽保存会によると、規模縮小などで意気消沈する会員もいたが「神様の前だからしっかりやるように」と保存会長の言葉で気を引き締め、祭り前日まで3夜連続で総練習に取り組んだという。
保存会員の一人は「コロナの1日も早い収束を祈願し、皆で精いっぱい獅子舞を奉納することができた」と話した。
◎写真説明:大洲七椙神社の獅子舞