権現山白山社で「茅の輪くぐり」 台風から地域守る風神祭も

文化・芸能

[ 2016年 9月 2日 金曜日 15時04分 ]

茅の輪をくぐる園児ら

 飯田市滝の沢の権現山白山社(近藤政彰宮司、木下勝臣氏子総代長)で1日、ススキで作った直径約2メートルの輪をくぐり無病息災を願う「茅の輪くぐり」と、神木の先端に御幣を供え、台風や強風による被害を避ける「風神祭」が執り行われた。

 茅の輪くぐりには、氏子らをはじめ風越保育園(同市丸山町)の年中、年長園児約70人も参加した。茅の輪は、氏子総代らが竹でかたどった輪にススキを編み合わせて作製。正方形に組んだ竹枠につるし、周囲には幣束や紙人形、稲穂などが添えられた。

 参列者らは、近藤宮司による祝詞奏上、おはらいに続き「8の字」を描くように輪をくぐり、健やかな成長や長寿を祈願した。

 茅の輪くぐりは、旧暦6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」に茅(かや)を巻いた大きな竹の輪をつるし、輪をくぐることで疫病を退散させたことが始まりとされ全国各地に伝わるが、同神社では古くから、「二百十日(にひゃくとうか)」の風神祭と合わせて行っている。

 風神祭では、竹にくくりつけた御幣をロープを使って、高さ約30メートルの神木の先端まで引き上げた。神木の上から台風の襲来ににらみを利かせることで、地域を災害から守るという。

 木下総代長は「ことしも無事に神事を執り行うことができた。地域の皆さんが健康で、安心して暮らせることを願う」と話した。

  

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