権現山白山社里宮で70年ぶりに湯立て神事開く

文化・芸能

[ 2010年 10月 26日 火曜日 9時13分 ]

 飯田市滝の沢の権現山白山社里宮で24日、昨年70年ぶりに復活した「湯立て神事」がことしも豪快に営まれた。

 近藤政彰宮司(67)とてんぐが登場し、湯煙を立てる大きな湯がまを囲むと、代わる代わる煮えたぎる湯を素手で払った。熱湯が周囲に飛び散り、境内を埋めたアマチュアカメラマンや見物客などから歓声が上がった。

 この湯には御利益があるとされ、散らし方が少ないと「もっと、もっと」の声も。熱湯に耐えながらも豪快に「エイッ」と湯を切るてんぐの姿に、参列者から拍手が送られる場面もあった。

 無病息災や五穀豊穣を願う神事。1940(昭和15)年まで行われていたが、多くの若者が戦争に駆り出され、担い手不足となり中断された。昨年12月、風越山の山頂下にある白山社奥社本殿の建立500年を祝う記念祭を機に復活した。

 湯立て神事に続いて、記念祭のために創作した権現山狗賓(ぐひん)太鼓、氏子青壮年のぶち合わせ太鼓、レゲエ歌手コバユーさんのライブや舞台芸能師の加藤木朗さんによる和太鼓演奏などもあった。

  

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