「第30回水神橋納涼花火大会」が31日夜、飯田市下久堅と松尾の両地区を結ぶ水神橋一帯で開かれた。天候にも恵まれ、約3000発の花火が華やかに夜空を彩り、見る者を楽しませた。
飯田商工会議所下久堅支部主催。30回の節目を迎える今回は、「その響き天翔けて命囃す」―天翔響命「虎岩参代太鼓」の力強い演奏で祭り会場周辺の雰囲気を盛り上げた後、午後7時半から夜打ちの部がスタート。次々と打ち上がる花火とともに大きな歓声が上がった。
名物、8号、10号の大玉花火の打ち上げでは、見上げた視界いっぱいを大輪の花が埋め尽くす大迫力。大会のクライマックス、全長350メートルと飯伊最大級の規模を誇る大瀑布「ナイアガラの滝」が天竜川に突如出現し、光の滝で辺りを明るく照らすと、「すごい迫力」「幻想的できれい」と声が上がり、大きな拍手が送られた。
歩行者天国となった水神橋、下久堅側の飯田観光ホテルよし乃亭付近では、商議所下久堅支部や同祭の実行委員らが綿菓子やかき氷、おもちゃ、飲み物などを販売。金魚すくいや女性部による肉まん、あんまん、五平もちなどの販売も行われ、大会を盛り上げた。