沢則行さん講師に人形美術ワークショップ

文化・芸能

[ 2014年 8月 5日 火曜日 13時38分 ]

 舞台・人形美術家を目指すワークショップ「沢則行フィギュアシアタ・デザインコース」が2日、飯田市で始まった。チェコを拠点に活動する人形劇作家・沢則行さんを講師に来年1月まで開講。飯田下伊那地域を中心に県内外から17人が参加し、美術プラン作りから展示、プレゼンテーションまでを行う。

 NPO法人いいだ人形劇センター、飯田文化会館主催。演劇やダンス、歌などさまざまな舞台芸術を取り入れたヨーロッパの人形劇の手法・フィギュアシアタにおける舞台・人形美術のデザインについて学び、創造活動を担う人材育成を図る。

 講座では講師の実践を題材にデザインの考え方について学んだ後、参加者が取り組みたいテーマ(作品)を決め、美術プランを作成。人形や衣装のデザイン画、模型などの制作・展示と、作品のコンセプトなどに関するプレゼンを行う。飯田以外にも北海道札幌市や岩見沢市で巡回展示を行う予定で、優れたプランについては舞台化を検討する。

 講座は5期に分けて開講。第1期は2―4日に実施し、オリエンテーションやフィギュアシアタのデザインに関する講義、実技講習を行った。

 初日の2日は、市川本喜八郎人形美術館でオリエンテーションを実施。沢さんは、上演作品からテーマを決定して人形などをデザインし、劇団へのプレゼンを経て人形制作のための図面を作成していくヨーロッパの美術家の仕事について説明し「人形劇の5割は人形美術のデザインで決まる。自分が表現したいことを表すために勉強しよう」と呼び掛けた。

 この日はスケッチの実習を行い、デザイン画を描くためのコツについて学んだ。沢さんは実際に描いて見せながら「画面全体を三角形になるよう構成すること。描く物の形を単純化した立体にして、組み合わせるように描いていって」などとスケッチのポイントについて解説。参加者は植物を生けた花入れと本、野菜などをモデルに、集中して取り組んでいった。

 3日は粘土を使って対象を実物大に写し取る実習のほか、飯田人形劇場を見学して舞台の仕組みを学習。4日は川本人形美術館で沢さんがデザイン、制作した人形約20体を展示し、人形の見せ方の実習を行った。

 参加した女性の一人=高森町=は「去年の人形劇フェスタで、息子が生きている動物を見るような目で喜びながら人形劇を見ていて、人形劇ってすごいと思ったことがきっかけで参加した。知識や経験はないが、子どもに見せるものを作ることができたら」と話していた。

 沢さんは「人が作ったことがない視点で作品を切り取ること。斬新なアイデアやおかしな発想を期待している」としていた。

 同館では10日まで、沢さんの人形美術展を開催している。午前9時から午後6時(最終日は同3時)まで。いいだ人形劇フェスタワッペンで観覧可能。

  

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