泰阜村で榑木踊りを開催

文化・芸能

[ 2014年 8月 27日 水曜日 9時02分 ]

 泰阜村南部に残る民俗芸能「榑木(くれき)踊り」はこのほど、同村温田の南宮神社周辺で行われた。江戸時代慶長年間から続くといわれる国選択無形民俗文化財。激しく降る雨にも負けず、柳を中心に2重の輪をつくり歌と踊りを奉納した。

 同村南部の南山地区ではかつて江戸時代、耕作地が少なく、米に代わり榑木を年貢として納めた。榑木踊りは鎌倉時代に発生した「念仏踊り」を源流とし、年貢の完納を祝うとともに、地区内のあらゆる神々を褒めたたえ、踊りを奉納することで無病息災や五穀豊穣を祈願している。当初は南山地区の旧6カ村に伝えられていたが、現在は温田地区の南宮神社のみ存続している。

 伝統行事を地域で守ろうと、近隣地区へも参加を呼び掛け、昨年に続き我科地区の住民が加わったほか、泰阜中生徒13人も笛などを担い、70人余が集まった。同神社近くの榑木広場では、全長3メートルほどの「柳」を中心に円をつくり、音頭取りの掛け声に合わせて笛や太鼓、鉦(かね)を打ち鳴らして踊りを奉納。雨が降り出すと、太鼓などは雨避け用に設置したシート下に移動して演奏を続けた。

 通常は道中を練り歩きながら南宮橋たもとの「本宮」へ移動するがことしは中止。辺りが暗くなるころには雨もやみ、祭りを締めくくる「笠やぶき」は同広場で行った。初めて参加した同中1年の女子生徒(13)は「笛の音を出すのが難しかった。お祭りは続けてもらいたい」と話し、温田の佐藤廣忠区長も「多くの参加と協力があり、雨が降ってもなんとか最後までやりきることができた」と笑顔だった。

  

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