満島神社の秋祭り

文化・芸能

[ 2013年 10月 14日 月曜日 9時33分 ]

 「年に一度、神々が里に舞い降りる」と伝えられる天龍村の村指定無形民俗文化財「満島神社の秋祭り」が12、13の両日、平岡地区一帯で繰り広げられた。青年たちの掛け太鼓が勇ましく響き、御神体を収めたみこしの大行列が地区内を練り歩いて聴衆を魅了した。

 自然の恵みに感謝し、五穀豊穣を願う祭り。複数の祭りの要素を組み合わせた独特の形式として伝わり、現在まで継承されている。

 宵祭りの12日は、「原の森」と呼ばれる満島神社で神幸祭や発興の儀、修祓の式など一連の神事を行い、日が暮れた頃、3キロほど離れた前宮「南の森」に向けて大行列が出発した。

 提灯を先頭に色彩豊かな奉納旗を掲げる子どもたち、掛け太鼓で道中を清める青年たち、剣を携えた雌雄一対の獅子、小学生たちによる巫女、御神体を収めたみこしが行列をつくり、平岡の商店街などをゆっくり進んだ。

 道中を清める役割を担う掛け太鼓が花形。練習を重ねてきた氏子青年たちは、法被に股引、絞り鉢巻き、白緒の草履、造花を飾りつけた編笠姿で行脚し、囃子に合わせて、重さ約5キロの太鼓を上下左右に振って叩き、威勢のいい掛け声をあげた。

 沿道では近隣住民や愛好家ら多数が見守り、盛んな拍手を送っていた。

 本祭りの13日は復路に就き、再び原の森を目指した。

 満島神社の創建は1573(天正元)年以前と伝えられ、祭神は天照皇大神と建御名方命、誉田別尊、天児屋根命、素盞鳴命、倉稲魂命。秋の例大祭は2つの神社を舞台に毎年行われている。

  

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