満開の桜と伝統舞 麻績神社の春祭り 飯田市座光寺

文化・芸能

[ 2018年 4月 2日 月曜日 16時41分 ]

梅王、松王、桜丸が獅子を導く

 飯田市座光寺の「麻績神社春祭り」が3月31日と1日、同地区一帯で開かれ、若者や子どもたちが獅子舞を繰り広げた。

 江戸時代後期に始まったとされる伝統行事。20~30代でつくる若連中が受け継ぎ、運営の中心を担っている。桜の開花が早まったことしは、地元の名桜「麻績の里舞台桜」の満開と時期が重なり、例年以上の盛り上がりとなった。

 隈(くま)取りをし、後頭部に大きな熨斗(のし)を付けた獅子曳(ひ)きの3兄弟が、暴れる獅子をなだめながら練り歩く姿が見どころ。ことしの獅子曳きは、いずれも座光寺小学校3年生で、梅王を高木夏未佑(かみゆ)君(9)、松王を北澤楓君(同)、桜丸を塚平陽介君(同)が務めた。

 1日の昼、高岡の森を出発した獅子曳きは麻績神社を指し示すポーズをとりながら、ゆっくりとあばれ獅子を導いた。

 天狗やからす天狗が観衆や子どもたちを威嚇し、はやし屋台の笛や太鼓の音に合わせ、若い女性2人が越後獅子の舞を披露。おかめやひょっとこが、おどけた仕草で道行きを盛り上げた。

 神社の大鳥居を抜けた夕刻、境内前のグラウンドで祭りはクライマックスを迎えた。

 縁起物の「獅子花」が獅子の幌(ほろ)に立てられると、観衆は機を計らい獅子花を奪おうと一斉に獅子に突進。天狗を含む役者たちと激しい攻防を繰り広げて祭りの終幕を飾った。

 若連中の下原慶介代表(38)は「最高の場所で最高の天気と満開の桜に恵まれた。地域の皆さんとともに無事祭りを終え、すべての人に感謝したい」と話していた。

  

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