激しい舞で先祖を供養 国重文「和合の念仏踊り」 阿南町

文化・芸能

[ 2016年 8月 16日 火曜日 13時43分 ]

和合の念仏踊り

 阿南町和合地区に300年余受け継がれる国重要無形民俗文化財、和合の念仏踊りは13日夜始まり、16日までの4晩を通して熊野神社と林松寺を中心に繰り広げられた。保存会員らが太鼓で奏でる独特のリズムに合わせ、躍動感あふれる激しい舞で先祖を供養した。

 初日の13日夜は熊野社に地元住民や観光客、アマチュアカメラマンなど約40人が待ちうける中、午後8時過ぎに保存会員ら35人が到着。「庭入り」「念仏」「和讃」と踊り、笛や太鼓の音に合わせ、長い棒を持った「ヒッチキ」が激しく飛び跳ねてぶつかり合う姿にカメラのフラッシュが絶え間なくたかれた。

 熊野社を出発した一行は、大屋庄屋宮下家へ移動。最後に林松寺の境内へ移動して「庭入り」のみを披露した。

 念仏踊り保存会長の平松三武さんによると、近年はIターン者が増え、祭りの担い手も増加しているといい、ことしも会員の半分ほどを占めた。同町地域おこし協力隊として着任以来、笛を担当して3回目の参加になる女性(33)は「やっと笛が吹けるようになった。仲間に入れてもらえてうれしい。都会に住んでいたらお祭りに参加することはなかったと思う」と話した。

  

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