熊谷元一写真童画館で故山本慈昭写真展

文化・芸能

[ 2014年 7月 18日 金曜日 10時06分 ]

 中国残留孤児の帰国に生涯を捧げた長岳寺の元住職、故山本慈昭さんの写真展が16日、阿智村昼神温泉の熊谷元一写真童画館で始まった。熊谷元一さんらが撮影した在りし日の記録写真35点が公開された。

 山本さんの写真を展示する特別企画展は、昨年4月の満蒙開拓平和記念館の開館記念に引き続き2回目。今回は、山本さんを主人公にした映画「望郷の鐘」の撮影が24日(予定)から始まるのに合わせて開催した。

 会場には昭和30年代の長岳寺の写真をはじめ、戦後の子どもたちを支援しようとした長岳寺での季節保育所や一日里親制度、川施餓鬼や念仏講などの行事の様子、訪日団歓迎会や戦没者追悼式、村の公民館で行われた葬儀の写真までを展示した。

 山本さんは敗戦間近の1945年に、阿智郷開拓団へ教師として同行。シベリア抑留を経て帰国した後、51人の教え子のうち帰国したのはわずか6人だったことに衝撃を受け、残留孤児探しに身を投じる決意を固めた。「日中友好手をつなぐ会」の仲間たちと展開した活動は政府を動かし、身元調査と帰国が本格化。帰国者と家族の支援にも力を注ぎ、88歳で永眠した。

 11月17日まで。入館料は350円。中学生以下は無料。休館日は毎週火曜日だが、8月末までは休まず開館する。

  

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