田楽座が創立50周年 記念作品を飯田で公演

文化・芸能

[ 2015年 7月 8日 水曜日 13時58分 ]

 歌舞劇団「田楽座」(伊那市)の飯田公演が5日、飯田市高羽町の飯田文化会館ホールで開催された。創立50周年記念作品「まつり芸能楽 信濃」を2部構成で上演。約500人が来場し、信州をはじめ各地の民俗芸能に学んで生み出されたオリジナルの舞台を楽しんだ。南信州新聞社など後援。

 田楽座は1964年発足。「土の香り、人の情け、ふるさとをこよなく愛して」を掲げ、全国に伝わる伝統芸能や語り継がれる話をもとにした創作舞台に取り組む。創立直後から遠山谷をはじめとする飯田下伊那地域にも取材し、祭りを継承する人々に教えを受けた。これまで飯田市内での公演を60回以上行っている。

 今回の上演作品は、創立50周年を記念し、ふるさとへの思いを込めて制作された「まつり芸能楽 信濃」。全国各地で公演が行われている。

 飯田公演は、有志でつくる「みんなで田楽座をみまい会」(小木曽計男代表)が主催。はじめにあいさつに立った小木曽代表は「田楽座50年の集大成の舞台。健康で底抜けに明るい舞台を堪能してほしい。これからもじっくりと活動を見守って」と呼び掛けた。

 木遣り唄や「信濃の国」の歌声とともに、にぎやかに開幕した第一部「信濃の故郷(くに)」では、勇ましい大獅子といたずら好きな猿のユーモラスなやりとりに会場が大笑い。亡者が現世に戻って盆踊りを楽しむ様子を演劇仕立てで表現した新作「盆踊り狂言」も披露された。

 第2部「田楽法師 西へ東へ」では、日本各地の芸能を織り交ぜた田楽座オリジナルの舞台を上演した。観客の手拍子に合わせて信州名物を歌い上げる「千秋万歳」や、鳥刺しと鳥の格闘をコミカルに描いた「とりさし舞」。「東西太鼓芸能絵巻」では、大小さまざまな太鼓を使って全国の太鼓芸能を次々と繰り広げ、力強い音色で観客を圧倒していた。

  

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