福を呼ぶ「此田神楽」巡回 小中学生も初参加 飯田市南信濃

文化・芸能

[ 2018年 1月 4日 木曜日 14時03分 ]

小中学生も参加の此田神楽

 正月2日朝から昼過ぎにかけて飯田市南信濃和田地区の中心街で、八重河内此田(このた)に300年以上前から伝わる「此田神楽」が、各家庭や商店、高齢者施設、温泉施設など80軒余りを巡回した。福を呼ぶ神楽で、雌獅子が鈴を鳴らして舞い、おはやしの笛に合わせ「セーセット」の掛け声が響き渡った。

 此田神楽保存会(澤田優会長)の16人と、今回初めて和田小6年生と遠山中1年生の計12人も笛や舞い手として参加。各家庭などの玄関先や屋内に入って優雅な舞を披露し、家内安全、無病息災、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願した。

 此田神楽は18世紀初めの頃、愛知県新城市から伝わり、伊勢神楽の流れをくむとされる。屋内で舞われることが多い獅子舞のため「神楽」と呼ばれ、結婚や新築の祝いや正月などに披露される。

 後継者不足で昭和30年代に一時中断したが1992(平成4)年の御柱祭を期して35年ぶりに復活し、保存会も結成された。和田小学校では2年前から保存会に協力を要請して、笛や舞の練習を重ね、ことし初めて正月の本番での舞へ同行した。

 保存会長の澤田さん(69)は「子どもたちが熱心に取り組んでくれてありがたい。さらに興味を持つ子が増えてくれればうれしい」と話した。

  

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